apnea report

ライター/エディター 野田幾子が綴る
アプネア(フリーダイビング・潜水競技)の記録
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Oct 17

WC_Italy:DNFファイナル・結果

14日行われたダイナミック ウィズアウト フィン(DNF)決勝の結果。

日本人選手は、金田 勝巳(128m)/廣瀬 花子(119m・公式自己ベスト)/吉田 昌代(106m・公式自己ベスト)/守屋 滋記 失格(レイトチェックイン)

*公式ページにDNFの結果が提供されていないので、不本意ながらこちらの画像でご容赦ください*


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WC_Italy:STAファイナル・結果

16日行われたスタティック(STA)決勝の結果。

日本人選手は、金田 勝巳(7’18” ・公式自己ベスト/廣瀬花子(6’32”・日本新記録・公式自己ベスト真田 智紗(5’32”・公式自己ベスト北濱 淳子(4’01” )/米山美弥子(3’59”)


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WC_Italy:DYNファイナル・結果

15日行われたダイナミック ウィズ フィン(DYN)決勝の結果。

日本人選手は、廣瀬 花子(193m)レッド(BO)/金田 勝巳(150m)/清水 奈都紀(140m)レッド(SP)/吉田 昌代(130m)イエロー(スタート・ペナルティ)


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Oct 15

WC_Italy:STA予選結果・米山/後藤

【米山美弥子 申告2分22秒 結果5分15秒(自己ベスト・これまでの公式記録 5分12秒)】

■リラックスできる方法を探し尽くした


4分で上がろうと考えていたが、結果的には自己ベスト。防水MP3プレーヤーで音楽を聴きながら競技した。苦しくなったときに音楽に意識をそらしたり、水の底の波紋が綺麗だったので波紋を見たり。意識を息止めからあさっての方向にそらすようにして。

というのも、練習での調子があまりよくなくて。1分30秒ほどで派手なコントラクション(横隔膜の痙攣)が続き、日本での練習では3分も持たなかった。なぜ日本代表になってしまったのだろうと本気で思い悩んだくらい。

今日は、朝からゆっくり時間をかけて自分を整えたのが功を奏した。起床して食事してから3度眠って。身体のしたいようにまかせた。起きてからヨガ。最後の眠りから目が覚めたときに、抜けたというか、自分がほしいリラックスをようやく手に入れた感覚があった。自分の幹を太くできたことで、軸がぶれずにいられたように思う。本番でもコンストラクションのタイミングは早かったが、派手ではなかったので受け流せた。

初めてギリギリまで粘ったかも。なんとなく、ここから先がBOになるであろう領域の感覚をつかんだ気がした。自己ベストが出ると思っていなかったので、正直怖い(笑)。日本から念を送ってくれた人たちに感謝したい。

【後藤修一 申告3分 結果5分18秒(自己ベスト・これまでの公式記録 5分12秒)】

■競技人生で初めて「なんとなくやめた」自分にがっかり

今回の結果にはがっかりしている。結果そのものもそうだが、「なんとなく止めてしまった」自分に。こんな経験は初めて。いつもならプールサイドをつかんでからも、身体をひねったりして粘るのに、今回はそれもしなかった。アッいう間に自分で止めていた。さほど苦しさもなかったように思う。競技中はひたすらぼーっとしたり自分の鼓動を聴いていたり。リラックスしすぎて何も考えていなかったのだろうか?

ウォーミングアップは5分30秒。非公式のパーソナルベストは6分30秒で、本番で6分を越えることを想定していた。今年はまだ6分を越えたことがなかったが、イタリアでも疲れてはいないし、体調は整えたので行けると思ったのだが…。

スタティックは時間が長いだけに難しい。練習と同じか、それ以上の記録を出せる人は少ない。どうしても緊張するし、気負ったり神経質になってしまったり。またトレーニングを積み直して大会を目指したい。


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WC_Italy:STA予選結果・北濱/稲葉

【北濱淳子 申告1分 結果4分19秒(これまでの公式記録5分33秒)】

■大スランプに陥っていた中での結果。うれしい

気持ちよく息を止められた…とは言えないが、いつもよりは集中できた。あきらめがついていたのかも。4分30~50秒を目標にしていたが、残念ながら未達。まぁいつものこと。

今年の国内大会では3分台で上がっていたので、4分を越えたの久しぶり。今年は1度も競技をやりたくないのが本音。しかし、今年の競技もこれで終わりだからとりあえず4分は我慢しようと。大スランプに陥っていたので、この結果はちょっとうれしい。息を止めている間、考えていたのは我慢我慢我慢…それだけ。

いつも、本番は最後のウォーミングアップよりも30秒ほど短く上がる。今日はウォーミングアップで4分26秒、本番は同分19秒まで行けたので感触は悪くない。決勝では5分いけるようにがんばりたい。

【稲葉哲也 申告1分 結果5分25秒(これまでの公式記録6分32秒)】

■残り時間を「まだこんなにあるのか」と。自分の心に負けた


非公式の自己ベストは7分なので、今回は7分を目標にしていた。しかし、4分30秒過ぎたときに「まだ2分30秒もあるのか」と思ってしまった。普段は「あと2分30秒しかないのか」と思えるのに。そのせいもあり、いつもよりも早く5分30秒に満たない時点で上がってしまった。自分の心に負けてしまったと思う。

前日の練習までは調子がよかった。本番で緊張したのだろうか。オフィシャルトップまでの準備時間が足りなくなり、ウォーミングアップや集中が十分でない状態になった。本来は余裕のある中でやりくりしなければならないが、それができなかったのは自分の責任の範疇だと思う。最初からトレーニングをやり直したい。

世界大会は2年前のデンマークが初めて。その際に、公式のベストタイムである分32秒を達成。今回との大きな違いは、最初から7分にしようと目標を決めていなかったこと。当時、腰痛がひどく体調も悪い上、プールの水温は今回よりも低い。条件としては決してよくなかったため、行けるところまで行こうという欲のない状態でいられた。ところが今回は体調もよく腰痛もない。環境も悪くないことから、かえって欲が出たように感じている。

競技は1999年に始めたので、12年ほどになる。2004年に子供が生まれ、4年間競技を休んだ。プールも海も行けなかったが、息止めの練習だけは陸上でもできる。それこそ子供の面倒をみながらでも。結果、STAが得意種目に。少なくとも子供の進路の問題になる前までは競技を続けさせてもらおうと考えている。


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WC_Italy:DYN予選2日目結果・清水/廣瀬

【清水奈都紀 申告151m 結果155m イエロー(これまでの公式記録151m)】

■廣瀬選手に「ライバル」と言ってもらえてうれしい


グラブ(顔が水面にすべて出るより先に手がl水上でプールの縁に触れること)でペナルティを取られてイエローカード。悔しいなぁ。しかし自分が経験が浅い。ペナルティもそうだが、英語のカウントに面食らったり、体調が芳しくない中でも競技をやった経験は今後生きると思う。

フリーダイビングのトレーニングを本格的に始めたのは昨年の3月。廣瀬選手が講師を務めるドルフィンスイムスクールで、フリーダイビングをやりたいと要望を出したのがきっかけ。

初めての世界大会で学ぶことばかり。本番前にほかの国の選手はどんなウォーミングアップをしているのか。国によってプールの水温が違うし、ウォーミングアップ中に水に浸かる長さも違う。おいしいものを食べている自分を想像しながら、または上がったときのイメージを持ちながらという人もいる。そういったことを聞いて、自分は何を考えようか自分に相談したりして。

私は廣瀬選手の背中を見て、ひたすらくっついてきた感じ。なかなか追いつくことができない。人一倍がんばらないと。私は専門学校の1年生なので、廣瀬選手が仕事しているときにガーッと練習したりしてね。先日、廣瀬選手に「ライバル」と言ってもらえた。本当にうれしかった。

【廣瀬花子 申告155m 結果166m(これまでの公式記録177m)】

■決勝で日本新記録を狙う。ギリギリまで持って行きたい

風邪をひいてしまい、のどが痛いが徐々に回復してきた。朝泳いでみた感触が、現地入りしてから一番気持ちよかった。プールもあまり冷たくなく、身体になじんでいた感じ。

今日は緊張というのではないが、心臓の鼓動がわかった。心拍数が落ちなくて。あーだめだな、こんなんじゃと思っていた。集中しようにも集中できなくて。しかしウォーミングアップゾーンに入ってからは、集中できなくてもいいじゃんと開き直れた。こんなところで集中しないでサクッとやって終わろうと。そしたら気が楽になって。

記録は、狙っている。ファイナルでやろうと思って。申告は、DNFを「ゴーゴー!」なノリで55mで申告したので、DYNもそろえて(笑)。競技中にこの距離を越えたとき、あとどれくらいいけるかなと考えながら泳いでいた。まだ余裕のあるところで浮上。

一緒に練習している清水奈都紀ちゃんが伸びてきてくれてとても頼もしい。今回の予選では、自分の前にダイブを成功したのをみてホッと安心できた。ファイナルは自分をギリギリまで持って行きたい。

【米山美弥子 オープナー 結果119mイエロー(グラブ)】

自分はスタティック(STA)だけの出場だが、それだけでは寂しかった。世界大会で自分の身体で、自分のフィンで泳ぎたかったので、現地で空気を見て立候補とは現地に到着する前から考えていた。

スタート地点に立ってから君が代を歌った。2011年に日の丸をつけて世界に出るというのは、一番下の記録で世界大会にきた私が言うのもおこがましいけれど、何か意味のあることだと思って。皆でそろって歌いたいと思ったが競技で忙しいので、一人ででもやろうかと。歌いながら、とても幸せな気持ち。ナーバスに集中するのででなくハッピーに集中できたので。

世界大会へ来る前に公私共々大変なことがあったが、周りの人たちが皆励ましてくれた。こんなに励まされたのは初めて。日本が元気になる、私の身の回りの人から元気になる泳ぎを自分がしたかった。


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Oct 14

WC_Italy:DYN予選2日目結果・金田/北濱

12日はダイナミック ウィズ フィンの予選が行われた。

金田勝巳 申告150m 結果155m(自己ベスト・これまでの公式記録150m)

■試行錯誤の中での自己ベスト記録


180mを目指してトレーニングしてきた。今日はギリギリすぎず、余裕がありすぎず、といったところ。コンディションがよければファイナルで180mを目指したい。幸運にも最後の23人目でファイナルに残ることができたが、男子はいまの自分の記録では世界で闘えない。

DYNはあまり得意種目でなく、トレーニングも試行錯誤中。まだトレーニングニューを研究し尽くしていないという気持ちもある。自己ベストを出せたことはうれしいが、相対的に見るとまだまだ。世界で闘えるレベル、200mへのステップとしてファイナルをとらえている。

小学生から大学1年まで競泳の選手。1年の後半から卒業までトライアスロンをやっていた。競泳ではバタフライの選手だったので、ドルフィンキックは得意と思われがちだが、基本の基本は一緒でも、フィンの使用/不使用ではドルフィンキックでの身体の使い方、エッセンスがだいぶ異なる。腰から下、特に脚の使い方が。競泳では腰から下、脚で水を打ちに行くが、フリーダイビングではいかにエネルギーロスをせず効率よく進むかが鍵。

また、競泳の動きは短い時間に持てる力をすべて出力するというもの。そのクセを、限られた酸素で可能な限り距離を伸ばすフリーダイビングに持ち込むと仇になる。適した体質、身体の使い方、エネルギーの出力の仕方すべてが違うので…。

自分の中での大本命はスタティック(STA)。練習ではあまり調子がよくないが、大はずししなければ予選・決勝と、2回チャンスはあると思っている。

【北濱淳子 申告130m 結果50m イエロー(ペナルティ・これまでの公式記録150m)】

■競技中「なぜ自分は泳いでいるのだろう」の問いが浮かんでしまった

申告距離への未達、スタート時の壁に背中をつけていなかったと見なされてペナルティ。調子は悪くなかったのだが、45mほどの地点で泳ぐ気が失せた。「なぜ自分は泳いでいるのだろう。プールで泳いでいて楽しいのかな」と考えてしまって。DNFでもそんな感じ。直前のギリシャでの海洋大会はやる気に満ちあふれていたのだが、鼓膜を破ってしまって悲しかった。

プールで息を止めているのがなじんでいないのは確か。プールで競技をやる意味、楽しみが見いだせなくなっているのかも。海洋競技は海に作られたプラットフォームでしか練習できないし、そこに集中している。また、自分の中でもっと深く行くべきだとアドベンチャー的要素もある。それがプールには1、2年見いだせなくなっていた。

プール競技の練習をしようとすると、アドバイスは求められるがアドバイスはされないことの方が圧倒的に増えてきた。どうしても自分の練習に集中できなくなる。1年前というと、他の選手の記録が一気に上がってきたあたり。

競技を始めて10年弱。世界大会に参加している選手にもジャッジにも知り合いが多く、皆が口々に「どうしたの?」と。理由を話すと、しばらく休んだらと言葉をかけてくれる人もいた。


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WC_Italy:DNFファイナル・スタートリスト

今日は夕方からダイナミック ウィズアウト フィン(DNF)の決勝。本日競技に参加する日本人選手のタイムテーブルは以下の通り。括弧内は2011年10月14日現在の公式記録。

■守屋 滋記(121):ウォーミングアップ 16時35分/オフィシャルトップ 17時20分
■吉田 昌代(100m):ウォーミングアップ 16時45分/オフィシャルトップ 17時30分
■金田 勝巳(126m) :ウォーミングアップ 19時05分/オフィシャルトップ 19時50分
■廣瀬 花子(111m):ウォーミングアップ 18時55分/オフィシャルトップ 19時40分

■オープナー:稲葉 協子/オフィシャルトップ 16時50分


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WC_Italy:STA予選結果・本選出場リスト

ダイナミック ウィズ フィン(STA)の予選結果。イエローで塗られた範囲の選手が本選へ出場する。 

日本人選手は、金田 勝巳(6’52” /廣瀬花子5’33”真田 智紗(5’15”■米山 美弥子(5’15”)/北濱 淳子(4’19” の4名。本選の日程は10月16日。


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WC_Italy:STA予選・結果

12日はスタティック(STA)の予選日。競技者は64名(男子35名、女子29名)。水温は29度。25mプールのAからDまで4レーンを使い、4選手が同時に競技をスタートさせた。


日本人選手の結果は以下通り。括弧内は2011年8月末時点の公式記録。

■北濱 淳子(5’17”) :4’19” ホワイト
■稲葉 哲也(6’32”) :5’25” ホワイト
■米山 美弥子(5’12”):5’15” ホワイト
■後藤 修一(5’35”) :5’18” ホワイト
■真田 智紗(5’18”) :5’15” ホワイト
■廣瀬 花子(6’13”) :5’33” ホワイト
■金田 勝巳(7’05”) :6’52” ホワイト


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