apnea report

ライター/エディター 野田幾子が綴る
アプネア(フリーダイビング・潜水競技)の記録
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Oct 15

WC_Italy:STA予選結果・米山/後藤

【米山美弥子 申告2分22秒 結果5分15秒(自己ベスト・これまでの公式記録 5分12秒)】

■リラックスできる方法を探し尽くした


4分で上がろうと考えていたが、結果的には自己ベスト。防水MP3プレーヤーで音楽を聴きながら競技した。苦しくなったときに音楽に意識をそらしたり、水の底の波紋が綺麗だったので波紋を見たり。意識を息止めからあさっての方向にそらすようにして。

というのも、練習での調子があまりよくなくて。1分30秒ほどで派手なコントラクション(横隔膜の痙攣)が続き、日本での練習では3分も持たなかった。なぜ日本代表になってしまったのだろうと本気で思い悩んだくらい。

今日は、朝からゆっくり時間をかけて自分を整えたのが功を奏した。起床して食事してから3度眠って。身体のしたいようにまかせた。起きてからヨガ。最後の眠りから目が覚めたときに、抜けたというか、自分がほしいリラックスをようやく手に入れた感覚があった。自分の幹を太くできたことで、軸がぶれずにいられたように思う。本番でもコンストラクションのタイミングは早かったが、派手ではなかったので受け流せた。

初めてギリギリまで粘ったかも。なんとなく、ここから先がBOになるであろう領域の感覚をつかんだ気がした。自己ベストが出ると思っていなかったので、正直怖い(笑)。日本から念を送ってくれた人たちに感謝したい。

【後藤修一 申告3分 結果5分18秒(自己ベスト・これまでの公式記録 5分12秒)】

■競技人生で初めて「なんとなくやめた」自分にがっかり

今回の結果にはがっかりしている。結果そのものもそうだが、「なんとなく止めてしまった」自分に。こんな経験は初めて。いつもならプールサイドをつかんでからも、身体をひねったりして粘るのに、今回はそれもしなかった。アッいう間に自分で止めていた。さほど苦しさもなかったように思う。競技中はひたすらぼーっとしたり自分の鼓動を聴いていたり。リラックスしすぎて何も考えていなかったのだろうか?

ウォーミングアップは5分30秒。非公式のパーソナルベストは6分30秒で、本番で6分を越えることを想定していた。今年はまだ6分を越えたことがなかったが、イタリアでも疲れてはいないし、体調は整えたので行けると思ったのだが…。

スタティックは時間が長いだけに難しい。練習と同じか、それ以上の記録を出せる人は少ない。どうしても緊張するし、気負ったり神経質になってしまったり。またトレーニングを積み直して大会を目指したい。


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